About Grid Computing

グリッドコンピューティング(別名:分散コンピューティング Distributed Computing )とは、世界中のコンピュータの力を少しづつ集め、スーパーコンピュータ並みの計算能力を発揮させること。

非常に膨大で複雑な計算を1基のスーパーコンピュータに任せるのではなく、みんなで少しづづ分担して同じくらいの成果を上げよう!という仕組みです。

スーパーコンピュータを実際に利用し成果を得ることができるのは、ごく限られた一部の人々や企業、団体のみですが、グリッドコンピューティングならばより多くの人々が、そのスーパーコンピュータと同等の計算能力の恩恵を受けることができます。

アイスソードはその中の一つ「BOINC」を利用しており、「BOINC」は天文学、数学、物理学、医療など、様々な分野で研究の助けとなっています。

About BOINC

BOINC(ボインク)とはグリッドコンピューティングプロジェクトのプラットフォームとして、米カリフォルニア大学バークレー校が開発したソフトウェアプログラム。

正式名称はバークレー オープン インフラストラクチャー フォー ネットワーク コンピューティング(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing)

電子ネットワークを利用して複数のコンピュータを繋ぎ、データ解析などの膨大な計算を処理する「グリッドコンピューティング」画期的なシステムですが、実現する為には非常に膨大な数のコンピュータが必要になります。

そこで、有志参加者のコンピュータを電子ネットワークで繋ぎ、ユーザーが使用していない余剰の演算能力を利用することで、大規模な並列処理を実現する!

BOINCはそれを行うためのプログラムです。

BOINCを利用しているプロジェクトは世界各地にいくつも存在しており、いずれも宇宙の探求、新薬の開発や難病の研究など、膨大な計算処理が必要になるものとなっています。

About Einstein@Home

Einstein@Home(アインシュタインアットホーム)は、アインシュタインの相対性理論によって存在が予想されている「重力波」を探すプロジェクト。

LIGOの観測データから重力波を探索しており、2016年2月に史上初めて、重力波の直接的な検出に成功するという劇的な成果が出ました。

アインシュタインがその存在を予言した「重力波」の研究が進めば、宇宙のはじまりや超新星爆発の中心部、ブラックホールの表面など、これまでの電磁波などの観測手段では見ることができなかった極限状態にある宇宙の新しい姿が観測できるようになると言われています。

ブラックホールのことが今まで以上に詳しく分析できれば、タイムマシンの開発やテレポート装置だって夢ではないかもしれません。

About SETI@home

SETI@home(セティアットホーム)は、インターネットにつながったコンピューターを利用して、地球外知的生命体(地球外生物・地球外知性)の探査を行う、グリッドコンピューティングのプロジェクト。

「地球外知的生命体の探査」はアレシボ天文台で受信された電波を解析し、地球外起源の電波を探索するプロジェクトです。

生命体探査プロジェクト「SETI@home」は稼働開始以来、世界中の人々の支援により第一線級の計算能力を発揮しています。

「事実上世界最速のスパコン」「人類史上最速のスパコン」と呼ばれた事もあるほどの支援を受ける、大人気プロジェクトです。

そして2017年2月にはNASAから、39光年先の宇宙で地球によく似た太陽系外惑星7つを発見したと、正式な発表がされました。もしかすると宇宙人は意外と身近にいるのかもしれません。

About World Community Grid

World Community Grid(ワールド・コミュニティー・グリッド。以下WCGrid) は米コンピュータ企業IBMが立ち上げた「人類への貢献」実施に特化した、非営利、かつパブリックドメイン(知的財産権が存在しない状態)の研究結果を提供する、世界最大のグリッドコンピューティングプロジェクト。

小児がん治療に繋がる研究や、HIVの新薬の特定、エボラ、結核、ジカ熱の研究をするプロジェクトなど、様々な医療研究プロジェクトを行っています。

WCGridの仕組みは他のグリッドコンピューティング同様、接続されたコンピュータ端末を構成要素とした巨大な仮想スーパーコンピュータを構築、それを使って様々な医療研究をすること。

複雑な研究・実験を無数の個別処理に分散し、デスクトップPC・ノートPC・Androidモバイル端末(タブレット、スマートフォン)などの端末に送信して、各端末がアイドル状態の間に演算処理を実行します。

演算結果は収集され、電子的な「後処理」を経て、研究者に送信されます。

研究者たちが待ち望んでいた貴重な研究情報がキレイにパッケージングされ、届けられる。

WCGridへの参加は研究者たちにとって正に「贈り物」と言えるかもしれません。

世界中80ヵ国の70数万人以上の個人と、440に上る機関による300万台を超えるコンピュータやモバイル端末の演算処理能力を提供することによって、研究者たちは途方も無いほど莫大なコストに匹敵する演算時間を活用し、本来ならば数ヶ月、数年以上必要な調査研究を、わずか数週間から数カ月で手に入れることができます。

WCGridこそ、現時点で「人類を一歩先に進める為の究極のグリッドコンピューティング」であると、アイスソードは考えています。